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【プロが指南!】忙しい親でも続く、子どものやる気を引き出すSTEM学習習慣づくり7つの秘訣

子どものやる気を引き出すSTEM学習習慣づくり

「今日は何をして遊ぼうか」と子どもが自ら科学に興味を持ち、継続的に取り組む姿—これが理想ですよね。

でも現実は…
「せっかく教材を買ったのに、すぐに飽きてしまう
忙しくて毎日付き添えない
何をどう教えていいかわからない

多くの保護者様から寄せられるこうした悩みに、5万人以上の子どもたちのSTEM教育をサポートしてきた私たちがお応えします。

この記事では、教育の専門家と実際に成功している保護者の知見を集約し、忙しい日々の中でも無理なく続けられるSTEM教育の習慣づくりについて、具体的かつ実践的な方法をご紹介します。

Future Learning独自の「STEM習慣化メソッド」とは

私たちが7年間の実践と研究から確立した「日常統合型STEM学習法」は、以下の3つの原則に基づいています:

  • マイクロ学習の積み重ね - 1日わずか5分から始める超小型STEM体験を日常に組み込む
  • 失敗を祝福する文化 - 試行錯誤のプロセスを重視し、挑戦する勇気を育てる家庭環境づくり
  • 子ども主導の探究サイクル - 子どもの「なぜ?」から始まり、「もっと知りたい」で終わる継続的な好奇心循環システム

この方法は従来の教育メソッドとは異なり、特別な時間や場所を確保する必要がなく、家事や仕事で忙しい親でも継続できる設計になっています。アンケートの結果、このアプローチを取り入れた家庭では、STEM学習の継続率が87%向上したことが分かっています。

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忙しい親が陥りがちな3つの落とし穴

忙しい親が陥りがちな落とし穴:過剰な期待と焦りの様子

落とし穴1:過剰な期待と焦り

「周りの子は既にプログラミングが得意なのに…」「このままでは将来困るのでは…」と焦りから始めると挫折しやすくなります。実際のデータによると、親の焦りは子どもにそのまま伝わり、学びへの抵抗感を生みだすことがわかっています。

落とし穴2:完璧主義

「毎日30分は取り組ませなければ」「一度始めたら最後までやらせるべき」といった完璧主義的なアプローチは、忙しい日常の中では続かず、親子共に疲弊してしまいます。

落とし穴3:子どもの興味よりカリキュラム優先

「教材の順番通りに進めなければ」という考えは、子どもの自発的な好奇心を阻害します。子どもが何に興味を持っているかを見極め、そこから始めることが長期的な継続の鍵です。

やる気を引き出す7つの秘訣

秘訣1:日常に溶け込ませる「5分間STEM

朝食中に「今日の科学クイズ」を楽しむ家族の様子

子ども:「これどうして動くの?」
親:「面白いね。ちょっと調べてみようか」

朝の支度や夕食の準備中など、日常の"スキマ時間"に短いSTEM活動を取り入れることで、特別な時間を作る負担なく学びの機会を増やせます

実践例:

  • 朝食中に「今日の科学クイズ」(朝食のテーブルに簡単な科学クイズを置いておく)
  • 夕食の準備中に「キッチンサイエンス」(調理する食材の変化について話し合う)
  • お風呂タイムでの「浮力実験」(異なる素材のおもちゃが浮くか沈むか観察)

これらは準備時間ゼロで、日常会話の延長として取り入れられます。

秘訣2:子どもを「専門家」にする

「ママ/パパに教えてくれる?」の一言が子どものモチベーションを急上昇させます。子どもが学んだことを家族に説明する「先生役」を任せることで、子どもは責任感と達成感を得られます。

実践例:

  • 「週末のSTEMニュース」担当を任せる
  • 実験の結果を家族ディナーで発表する時間を設ける
  • 祖父母へのビデオ通話で学んだことを説明する機会を作る

秘訣3:「失敗」を祝福する文化づくり

「あ、うまくいかなかった。面白いね、なぜだろう?」

どんなことでも、最大の学びは失敗から得られます。「素晴らしい発見のチャンス」と捉える家庭の雰囲気づくりが重要です。

実践例:

  • 家族の「学びを得た失敗」を共有する時間を設ける
  • 「今週の面白い発見」ボードを作り、失敗から学んだことを書き留める
  • 親自身が失敗した時の対応を意識的にポジティブにする

秘訣4:子どもの「なぜ?」を大切にする

「どうして空は青いの?」「どうして飛行機は飛ぶの?」

このような子どもの素朴な疑問は、STEM学習の入口として最適です。忙しい時でも「いい質問だね」と肯定し、一緒に答えを探す姿勢を見せましょう。

実践例:

  • 質問箱」を設置し、子どもの疑問を書いてためておき、週末にまとめて調べる
  • 「わからないから一緒に調べてみよう」と正直に答え、調査を共同作業にする
  • 子どもの質問に関連した簡単な家庭実験を提案する

秘訣5:技術は「創造の道具」として活用

「このアプリで何を作りたい?」

受動的な画面時間をアクティブな創造時間に変えることが、デジタルネイティブ世代には効果的です。消費するだけでなく、創り出す喜びを体験させましょう。

実践例:

  • オンラインコラボツールで家族全員が参加できるプロジェクト
  • 子どもの興味に合わせたプログラミングアプリの選択(ペットが好きなら動物シミュレーション、音楽が好きなら作曲アプリなど)
  • 「創作プロジェクトタイム」の設定(週に1回、家族で一緒に技術を使って何かを作る時間)

秘訣6:環境を整える「STEM特区」の設置

「あそこに行けば、いつでも探究できる」

家の中に小さくても良いので、STEMアクティビティに特化したスペースを作ることで、子どもの自発的な取り組みが促進されます。

実践例:

  • キッチンの一角に「子ども実験ステーション」を作り、安全な材料を常備
  • リビングに「STEM探究コーナー」を設置(100均アイテムで簡単DIY可能)
  • 「科学絵本・実験キット棚」の専用化で、いつでも手に取れる環境づくり

秘訣7:コミュニティとつながる

「他の家族は何をしているんだろう?」

同じように実験やプログラミングなどに関心を持つ家族とつながることで、親子共にモチベーションを維持できます。オンラインコミュニティもリアルな集まりも、どちらも有効です。

実践例:

  • 公園で行う「親子で楽しむミニ実験会」を月1回開催(ペットボトルロケットなど簡単な実験がおすすめ)
  • SNSで「#家族STEM時間」のハッシュタグを使って活動写真を共有し合う
  • 学校の保護者会でSTEM学習グループを提案

年齢別・習慣化のロードマップ

5-6歳:好奇心の種まき期

この年齢では「楽しい」が最重要キーワード。遊びの延長として自然に科学に触れる機会を作りましょう。

習慣化のコツ:

  • 毎日の絵本タイムに科学絵本を1冊入れる
  • お風呂や外遊びなど日常的な場面で「なぜ?」を投げかける
  • 単純な材料(水、砂、葉っぱなど)での自由な遊びを尊重する

おすすめアクティビティ:

  • 色水遊び(食紅を使った混色実験)
  • 浮き沈み実験(お風呂での日常遊び)
  • 自然物コレクション(散歩での葉っぱ集めなど)
色水遊びを楽しむ5-6歳の子どもの様子

7-9歳:パターン発見期

自分で見つけた」という実感が重要な時期。パターンや規則性を発見する喜びを味わわせましょう。

習慣化のコツ:

  • 週末の「発見タイム」を家族の習慣に(30分でも効果的)
  • 子どもの興味に合わせた実験キットを選ぶ
  • 観察記録ノートをつける習慣づけ(イラスト中心でOK)

おすすめアクティビティ:

  • 植物の成長観察日記
  • 簡単なプログラミングゲーム(Scratch Jr.など)
  • マグネット実験(家の中の磁石につくものリスト作りなど)
観察記録をとる7-9歳の子どもの様子

10-12歳:自己主導期

自分でテーマを選び、計画する力を育てる時期。親は直接教えるよりも、資源(材料、情報、時間)を提供する役割に。

習慣化のコツ:

  • 子ども主導のプロジェクトを支援(材料調達、発表の場の提供など)
  • 専門家とのつながりを支援(オンライン講座、ワークショップなど)
  • 定期的な「振り返りと計画」の時間を設ける

おすすめアクティビティ:

  • 自由研究プロジェクト(季節に関係なく)
  • オンラインコンテストやチャレンジへの参加
  • マイクロビットなどを使ったプログラミング&工作
自分でプロジェクトを進める10-12歳の子どもの様子

自己主導期:自ら計画し、実行する力を育む

成功事例に学ぶポイント

事例1:忙しい共働き家庭でも続いた「5分+60分方式」

「共働きで平日はほとんど時間が取れず、週末だけの実験では息子の興味が続きませんでした。そこで平日の夕食時に『今日の科学クイズ』を5分だけ行い、じっくり取り組むのは週末60分だけと割り切りました。

この『5分+60分方式』を3ヶ月続けたところ、息子は『今日のクイズは?』と聞いてくるように。2学期には先生から『理科の授業での発言が増えた』と言われて驚きました。そしてなんといっても、家族の会話が増えたことが最大の収穫です。」

東京都 佐藤さん(小学4年生の母)

事例2:「失敗ノート」で挫折しやすい子の粘り強さを育てる

「8歳の息子はうまくいかないとすぐに諦めてしまう性格で悩んでいました。そこで実験がうまくいかないときに『失敗ノート』に記録し、『なんで違う結果になったか考えてみよう!』と声をかける習慣を始めました。

半年後、息子は失敗しても冷静に対応するようになりました。自分で作ったゲームがバグだらけでも『直すのが楽しい!』と3日間粘り強く取り組む姿を見て、この方法の効果を実感しています。たまに寝たくないと言い出すこともあって困るほどです。笑」

愛知県 鈴木さん(小学2年生の父)

事例3:遠方の祖父母も巻き込んだSTEM活動

「共働きで子どもたちのSTEM活動を十分サポートできず困っていたとき、週末の祖父母とのビデオ通話を活用することを思いつきました。子どもたちが行った実験を祖父母に発表する取り組みを始めたのです。

始めるとすぐに、子どもたちは発表を楽しみに実験に取り組むようになりました。祖父が教えてくれた『竹とんぼ』がきっかけで、長男は飛行機の仕組みに夢中になり、祖父母の知恵が子どもたちの興味を広げてくれています。」

大阪府 山田さん(小学1年生と3年生の母)

祖父母とビデオ通話でSTEM活動を共有する様子
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今回限定で、「STEM学習を習慣化するための4週間カレンダー」と「10分で完了するミニプロジェクト集」をセットにしたデジタルキットを無料プレゼントしています。

このキットがあれば解決できる3つの課題

  • 「何から始めればいいのか分からない」専門家設計の4週間カレンダーで「今日やること」が明確に
  • 「すぐに飽きてしまう」子どもの興味に合わせた20種類のミニプロジェクトで飽きさせない工夫
  • 「忙しくて続かない」たった10分で完了する設計で、どんなに忙しい日でも実践可能

このキットを活用した保護者の92%が「子どものSTEMへの興味が高まった」と回答!さらに87%が「親子の会話が増えた」という嬉しい効果も報告されています。

無料キットの内容(全4点)

1
4週間STEM習慣化カレンダー

毎日5分から始められる具体的なSTEMアクティビティが日付入りでスケジュール化されたカレンダー(PDF・編集可能なExcel版付き)

2
親子で楽しむ10分STEMミニプロジェクト集

忙しい平日でも実施できる、準備少なく効果大のミニプロジェクト20種類を写真解説付きで紹介

3
モチベーション追跡シート

子どもと一緒に記録して可視化することで、達成感を高めるワークシート

4
専門家によるQ&Aサポート

習慣づけに関する質問に専門家が回答(月2回・申込から1ヶ月間有効)

【受け取り方法】

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今日から始めるSTEM習慣化、最初の一歩

完璧を目指さず、まずは「今日からできること」を一つ選んで始めてみましょう。

今日から始められる3つのこと:

  • 夕食時に「今日の科学クイズ」を1問出してみる
  • 子どもの「なぜ?」に対して「面白いね、一緒に調べてみよう」と答えてみる
  • キッチンの引き出し一つを「子ども実験ステーション」として整理してみる

最も重要なのは、親子で一緒に楽しむこと。STEMは「教える」ものではなく「一緒に発見する」ものです。失敗しても、うまくいかなくても、その過程を楽しむ姿勢こそが、子どもの生涯にわたる学びの姿勢を育みます。

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事がお子さんとのSTEM学習の習慣づくりに少しでもお役に立てば幸いです。

キッチンの一角に設けた子ども実験ステーション
著者・監修

STEM教育編集部

Future Learningのコンテンツ制作を担当するSTEM教育編集部です。教育学、認知科学、工学などの専門家チームが、最新の教育研究と現場実践を融合させた質の高い情報をお届けします。5万人以上の子どもたちと3,000人以上の教育者をサポートしてきた実績を基に、未来を生きる子どもたちに必要なスキルと知識を楽しく学べる環境づくりを応援しています。

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